ネットワークの勉強には実機を使ったほうがいいのは分かるんですけど、スイッチやルータを買うとなるとお金もかかるし、置く場所もない。
かといって、そこまでして本気で環境を揃える覚悟があるかと言われると、正直まだ迷っているんですよね。
でも、この方法を使えば、実機を使わずにネットワークの勉強をできるので、場所やお金がなくてもおすすめです!
その方法とは、Cisco Packet Tracerをインストールすることなんです。これって実は、実機を持っていない私がネットワークの勉強をしたやり方なんです。
目次
1.Cisco Packet Tracerとは
Cisco Packet Tracerとは、Cisco社が提供するネットワーク機器をエミュレートすることができるアプリケーションです。
こちらを使用することで、スイッチやルータといった物理機器を使用せずとも、PC上に仮想のネットワークを構築することができます。
無料で使用することができるので、これからネットワークを勉強したい方にピッタリなアプリケーションです!
2.Cisco Packet Tracerのダウンロード方法
2-1.インストーラーのダウンロード方法
- https://www.netacad.com/cisco-packet-tracerにアクセスする
- 画面下にスクロールして「Getting Started Cisco Packet Tracer」を押下する
- English(English)を選択した状態で、「Get Started With Self-Paced」を押下する
- アカウントを持っている人は、必要な情報を入力しログインする。
2-2.アカウントを持っていない方向け
- 画面下の「Sign up」を押下する
- 必要な情報を入力し、「Continue」を押下する
- 必要な情報を入力し、「Create account」を押下する
- 以下の画面に遷移するので、「I have read and agreed to the terms & conditions」にチェックを入れ、「Accept & Continue」を押下する
- 以下の画面に自動で遷移します。
2-3.アカウント持っている方向け
- ログイン後以下の画面に遷移するので、「Resume Cource」を押下する
- 以下の画面に遷移します
2-4.ダウンロード
- 画面下にスクロールして「1.0.3 Download Cisco Packet Tracer」画面で、
「https://www.netacad.com/resources/lab-downloads」を押下する
- 以下の画面に遷移する
- 画面下にスクロールし、自身の環境にあったものを選択する。
- 任意の場所を選択し、「保存」を押下する
3.Cisco Packet Tracerのインストール方法
- ダウンロードしたインストーラーを「管理者として実行」する
- 以下の画面が表示されるので、「I accept the agreement」にチェックを入れ、「Next」を押下する
- 以下の画面が表示されるので、デフォルトのまま「Next」を押下する
- 以下の画面が表示されるので、デフォルトのまま「Next」を押下する
- 以下の画面が表示されるので、デフォルトのまま「Next」を押下する
- 以下の画面が表示されるので、「Install」を押下する
- インストールが開始され、以下の画面が表示されたら、「Finish」を押下する
- 以下の画面が表示された場合、複数のPCで使用する場合は「Yes」を、
そうでなければ「No」を押下してください
- 以下の画面が表示されるので、「NetWorking Academy」を押下する
- 先ほど作成したもしくは、持っているアカウントの情報を入力しログインする
- 以下の画面が表示されれば、インストールと起動の確認が完了です。
4.Cisco Packet Tracerの使い方
ここからは、Cisco Packet Tracerの使い方を簡単に説明します。
4-1.トップ画面
まずは、トップ画面の説明をします。上部は「メニュー」となっており、ここから保存や各種設定を行うことができます。
下部は、実際にシュミレートできる機器が並んでいます。

4-2.シュミレートできる機器
4-2-1.ルータ
シュミレートできるルータの一覧です
4-2-2.スイッチ
シュミレートできるスイッチの一覧です
4-2-3.エンドデバイス
シュミレートできるエンドデバイスの一覧です
4-2-4.ケーブル
シュミレートできるケーブルの一覧です
4-3.ネットワーク環境の作成
4-2で紹介した機器を接続すると以下のようなネットワーク環境を作成することができます。
ケーブル間が赤くなっていますが、こちらはリンクダウンしており接続が完了していないことを表しています。リンクアップし、接続ができるようになると、以下のようにケーブル間が緑に変化します。
5.練習問題
5-1.スタッティングルート
Q1.スタティックルートを設定してPC0とPC1を相互通信可能にせよ!
5-2.VLAN
Q2.VLANを設定してPC0とPC1、Server0とServer1のみが通信できるようにせよ!
5-3.STP
Q3.STPを設定し、PC0とPC1が2つの経路を持つ冗長構成を実現せよ!
- PC0とPC1は通信可能とすること
- 通常時の通信経路は PC0 → SW1 → SW3 → PC1 とすること
- 障害時の経路は、PC0 → SW1 → SW2→ SW3 → PC1 へ切り替わるようにすること

6.まとめ
ここまで、Cisco Packet Tracerのインストール方法を紹介いたしました!実践問題も用意いたしましたので、ぜひインストールして解いてみてください!
感想お待ちしております♪
これからもインフラ系の情報を発信していきたいと思います。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。