AWS SOAを取得してみたいと思って、Udemyとかで教材を調べてみるんですけど、正直評価の数が少ないものが多くてどれを選んでよいかわからないですよね。。。。
書籍や問題集も調べればたくさんありますけど、結局どれを使用すれば合格に近づくのか分からなくて困っている人多いのではないでしょうか。
でもこの勉強方法を真似すれば合格する確率が上がるので、どのように勉強すればよいか困っている人におススメです!
その方法とは、Cloud Lisenceと書籍を使って勉強することなんです。これって実は、私がSOAに合格したやり方なんです!!

AWS SOAの概要
試験の概要
AWS認定SysOpsアドミニストレーター(通称AWS SOA)は、システムの管理・運用担当者向けのアソシエイトレベルの認定資格です。特に以下のようなスキルの習得が目的となります。
- AWS Well-Architectedフレームワークを活用した運用
AWS Well-Architectedフレームワークを活用した運用保守を適切に実施するスキル - システムのモニタリングとトラブルシューティング
システムのパフォーマンスの監視やログの分析から、問題を特定・解決するスキル - アーキテクチャ要件の実装
高可用性、パフォーマンス、キャパシティを考慮したシステム石器や運用を行うスキル - ビジネス継続性と災害対策の計画と実施
ビジネス継続性を維持し、災害発生時に迅速に対応できる手順を実行するスキル - インシデントの管理
発生したインシデントを正確に特定・分類し、迅速に修復するためのスキル
AWS SOAは、単なる運用スキルだけでなく、システムの信頼性やセキュリティ、可用性を考慮した設計・管理のスキルも求められる試験です。
これらのスキルを身につけることで、AWS環境の運用をより効率的かつ安定的に行えるようになります。
出題範囲
AWS SOAの試験は、選択式の合計65問で構成され、試験時間は130分です。1000点満点中、合格ラインは720点ですが、配点は非公開で明確には表記されていません。
試験範囲は以下の通りです。
セクション | 出題範囲 | 配点割合(%) |
第一分野 | 信頼性とビジネス継続性 | 16 |
第二分野 | デプロイ、プロビジョニング、およびオートメーション | 18 |
第三分野 | セキュリティとコンプライアンス | 16 |
第四分野 | ネットワークとコンテンツ配信 | 18 |
第五分野 | コストとパフォーマンスの最適化 | 12 |
第六分野 | モニタリング、ロギング、および修復 | 20 |
ラボ試験について
「AWS SOA」と調べると、必ず出てくるこのラボ試験について簡単に解説します。
ラボ試験とは、AWSマネジメントコンソールまたはAWS CLIで実行する一連のタスクで構成されるシナリオが表示される問題です。つまり、実技試験です。
こちらの試験は現時点(2025/01/30)では、一時的に廃止されております。
これから受験される方は、最新の情報をもとに勉強を進めていただければと思います。
https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-sysops-associate/AWS-Certified-SysOps-Administrator-Associate_Exam-Guide.pdf
ラボ試験の廃止は一時的なものなので復活する可能性もあります
AWS SOA取得のメリット
年収が上がる
しかし、近年クラウド案件の需要は急速に増加しており、AWSのスキルを持つエンジニアの市場価値は高まっています。
特に、AWS認定資格を持っていることで、高単価の案件に参画できる可能性が高くなるのが大きなメリットです。
また、AWS SOAの学習を通じてクラウドの基礎をしっかりと身につけることができるため、他のクラウドプラットフォーム(GCPやAzureなど)を学ぶ際の足掛かりにもなります。
運用保守系の知識を身に着けることができる
AWS SOAの学習内容は、AWSの運用や管理に関する知識が中心となります。そのため、すでに運用保守の経験がある方にとっては、これまでの知識を生かしながら学習を進められるというメリットがあります。
- 運用を意識した設計力を身に着けることができる
運用保守の視点を持っていることで、AWSの設計時に実運用を考慮した構成を考えられるようになります。例えば、システムの監視やパフォーマンスの最適化、障害発生時の対応策など、実際の運用を見据えた設計が可能になります。 - トラブルシューティング力が上がる
構築時のトラブルシューティングにも強くなります。AWSを扱えるエンジニアは増えてきていますが、単なる構築スキルだけでなく、運用やトラブル対応まで考慮できるエンジニアはまだ少数です。そのため、AWS SOAの知識と運用保守の経験を組み合わせることで、貴重な人材としての価値が高まります。
3.使用した教材
Cloud License
Cloud Licenseは、AWS認定試験に特化したオンライン学習プラットフォームです。
このサイトでは、AWS SOA試験だけでなく、AWSの他の認定資格14科目を網羅的に学ぶことができます。
料金プランも手頃で、ベーシックプランでは90日間の利用が4,080円で提供されています。このプランを選択することで、コストを抑えながら効率的な学習が可能です。
また、Cloud Licenseの学習方法は非常に柔軟です。オンラインで提供されるため、スマホやタブレット、PCで学習できます!
では、Cloud Licenseがおすすめの理由を紹介します。
① 試験と同じ問題が出やすい
Cloud Licenseには、実際の試験と同等のレベルの問題が多数収録されており、試験対策として非常に有効です。
図を多用した解説が豊富で、AWSの複雑な構成も視覚的に理解しやすい!
② 問題集が適宜更新されている
試験の出題傾向は定期的に変わりますが、Cloud Licenseでは最新の試験内容に対応するよう、問題集が定期的に更新されます。そのため、常に最新の情報に基づいた学習が可能です。
③ 7問単位の問題集
短い時間でも効率よく学習できるよう、7問単位での問題集が用意されています。
スマートフォンからも解答できるため、通勤中や休憩時間などの隙間時間を有効活用できるのが大きなメリットです。
AWS SOA試験に合格するためには、実際の試験形式に慣れ、効率的に問題演習を繰り返すことが重要!
AWS運用入門
『AWS運用入門』は、AWSの運用に特化した非常に貴重な書籍です。一般的なAWS関連の書籍は、設計や構築をメインに扱うものが多いですが、本書は運用にフォーカスしています。この本の特徴として、以下の点が挙げられます。
①AWSの運用に関する知識を深められる
AWSの実際の運用に関するノウハウが詰まっており、試験勉強だけでなく、実務で役立つ内容が多く含まれています。特に、監視やトラブルシューティング、セキュリティ設定に関する内容は、実際の業務をイメージしながら学習できます。
②図解が豊富でわかりやすい
各機能について、図を用いた解説が多く、視覚的に理解しやすいのも魅力です。AWSのサービスを単に文字で説明するだけでなく、構成図や画面キャプチャを交えて解説しているため、初心者でもスムーズに学習を進められます。
③試験範囲の機能をほぼ網羅
AWS SOAで問われる機能がほぼすべてカバーされているため、この1冊をしっかり読み込むことで試験対策がしっかりできます。
運用に特化した本は少なく、AWS SOAの学習を進めるうえで非常に貴重な教材なので、ぜひ一読をおすすめします。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト
『AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト AWS認定資格試験テキスト』は、AWS SOA試験対策の定番書籍です。多くの受験者がこの本を使って合格を目指しています。
この本の特徴は以下の通りです。
①試験に出やすいサービスを重点的に解説
『AWS運用入門』がAWSの運用全般を幅広くカバーしているのに対し、本書は試験対策に特化しており、特に出題されやすいサービスや機能に重点を置いて解説されています。そのため、効率的に試験対策を進めることができます。
②各章ごとに問題が付いている
各章の最後に確認問題が用意されており、学習した内容をすぐに復習できるのが大きなメリットです。本番の試験形式に近い問題も含まれているため、問題演習を繰り返すことで知識を定着させることができます。
AWS SOAの試験合格を目指すなら、この本は必読の1冊と言えるでしょう。
勉強方法
AWS SOAの試験に合格するためには、効率的な学習方法を選ぶことが重要です。本章では、AWS SAAを先に取得するメリット、書籍を活用した勉強法、そしてCloud Licenseを活用した勉強法について紹介します。
AWS SAAを先に取ろう
AWS SOAを受験する前に、余裕があれば AWS SAAを先に取得する ことをおすすめします。その理由は、試験範囲の半分ほどがSAAと重複しているためです。
もちろん、SOAとSAAでは問われる内容が異なりますが、試験に登場するサービスや概念は共通するものが多く、SAAの知識があればSOAの学習をよりスムーズに進めることができます。
また、SAAを先に取得しておくことで、 SOAの学習期間を短縮できる可能性があります。SAAを学習する過程でAWSの基本的なサービスに慣れておけば、SOA特有の運用・監視・トラブルシューティングに関する内容に集中して学ぶことができるため、より短期間での合格を目指せます。

書籍を使用した勉強方法
書籍を活用した学習は、AWS SOAの試験対策として非常に有効です。私は 『AWS運用入門』と『AWS認定SysOpsアドミニストレーター』の2冊 を活用しましたが、それぞれの役割が異なります。
『AWS運用入門』で基礎を固める
まずはこの本を活用して、 試験範囲のサービスを網羅的に学びます。ただし、細かい部分まで暗記する必要はありません。
実務の運用を想定しながら読むことで、AWSの運用管理に関する知識が身につきます。
どのサービスをどのように使うのかイメージできるようにしよう!
『AWS認定SysOpsアドミニストレーター』はテスト前に使用する
この本は、試験に出やすいサービスや機能に重点を置いて解説されているため、試験直前の総仕上げとして活用するのがおすすめです。
特に、試験で問われるサービスの全体的な流れを頭に叩き込むことが重要です。
Cloud Licenseを使用した勉強方法
Cloud Licenseは、AWS SOAの試験対策として非常に効果的な学習ツールです。ここでは、Cloud Licenseを活用した勉強法について紹介します。
①とにかく繰り返し解く
Cloud Licenseの問題は、何度も繰り返し解くことが重要です。一度解いただけで終わりにせず、 理解できるまで繰り返し挑戦する ことで知識を定着させましょう。
②解説を読みながら、サービスの構成をイメージする
単に問題を解くだけでなく、 解説をしっかり読み込み、サービスの構成を頭の中でイメージできるようにする ことが大切です。AWSの運用は実際の環境を想定することが重要なので、サービスがどのように連携して動作するのかを意識しながら学習を進めましょう。
③ある程度問題を解いたら、模擬試験を実施する
基礎的な問題を解いて知識が定着したら、 模擬試験に挑戦することをおすすめします。模擬試験を解くことで、試験本番の時間配分や出題傾向に慣れることができます。
高得点を取れる状態になれば、本番でも自信を持って試験に臨むことができます。
試験結果
勉強期間
AWS SOA試験の勉強期間は約3カ月でした。
平日は1時間、土日は4時間を目安に学習を進めました。
基礎固めからスタート
まずは『AWS運用入門』をざっと読み、基礎を固めることからスタート。
細かい部分まで深掘りするのではなく、AWSの各サービスがどのように使われるのかを大まかに理解することを意識しました。
演習開始
その後、Cloud Licenseの問題をひたすら繰り返し解くことで、試験形式に慣れながら知識を定着させていきました。
特に、模擬試験で90%程度のスコアを安定して取れるようになるまで、何度も解き直しを実施しました。
総仕上げ
最終仕上げとして、『AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター』 を活用し、知識の抜け漏れをチェックしました。
試験結果
結果は1回で合格!
本番では見たことのないサービスはほぼなく、Cloud Licenseで解いた問題が半分くらい出題されました。
また、SAAと内容が重なる部分が多かったため、先にSAAを取得しておいたことで理解がスムーズになり、学習時間を短縮できたと実感しました。
試験対策のポイントは基礎固め→問題演習→模擬試験→最終確認の順に勉強すること
まとめ
自信の体験談を踏まえながら、AWS SOAに合格するには、AWS運用入門で基礎固めをしつつCloud Licenseを使って繰り返し問題を解くことで可能という点をお伝えしました。
まずは、AWS運用入門で基礎固めを行い、Cloud Licenseを繰り返し解いてみましょう。Cloud Licenseの会員登録は無料なので会員登録から始めてみてください!